皮脂欠乏症とは
皮脂欠乏症とは皮膚の表面の脂が減少することにより、皮膚の水分が少なくなり乾燥する病気です。皮脂欠乏症になると皮膚が乾燥しかゆくなります。進行すると皮膚にひび割れが出来て赤くはれ、かゆさが増します。さらに進行すると皮脂欠乏性湿疹となり夜も眠れないほどのかゆみになります。
皮脂欠乏症の予防
空気が乾燥している冬な皮脂欠乏症になりやすくなります。また、加齢に伴って皮脂は減少します。日常生活では以下のことに気を付けましょう。
- 入浴時には長風呂や熱いお風呂は避けましょう。
- ナイロンのタオルでごしごし身体を洗うことはやめましょう。綿などのタオルでやさしく洗ってください。
- 石鹸やシャンプーの洗い残しがないようにしっかり流してください。
- 加湿器などで湿度を保ちましょう。
- チクチクしない低刺激の肌着を選びましょう。
- 掻くと症状がひどくなります。掻かないようにしましょう。
- お酒や辛い物で血行がよくなるとかゆみが増します。控えましょう。
- 市販の保湿剤を使いましょう。
皮脂欠乏症の治療
乾燥している場合には保湿力の強いお薬、湿疹が出ているときにはステロイドなどの塗り薬、かゆみが強いときには抗ヒスタミンや抗アレルギー薬などを処方します。クリニックにご相談ください。